20年以上中学生のみんなに英語を教えていて
子どもたちの英語力というより、日本語力の低下を強く感じています。
なんとかしなくては (  ̄□ ̄)
どういうわけだか、教えるのは個性的で楽しくていい子たちばっかりで
授業をやっていて、とても楽しいのですが
以前より、そもそも問題の意味が分からない
逆に自分がどのように分からないのかなどを説明できない・・・
というパターンが明らかに増えてきていると思います。
例えば、こんな感じです。
「その部屋には何人子どもがいますか?」
「その部屋には何人か子どもがいますか?」
学年平均点を取れているレベルの子がこの違いが分からなかったり
「その人は英語を話したんですか?」
「その人は英語を話せたんですか?」
「その人は英語を話してたんですか?」
(*´▽`*) 何言ってんの、デンさん、みんな一緒じゃん
(´・ω・`) 違うんだな~、これが。
そして先日、そんな “ここ数年感じていたモヤモヤ” を
スッキリさせてくれる本に出あいました。
新井紀子先生著
「AI vs 教科書が読めない子どもたち」
「AI に負けない子ども育てる」
衝撃的な内容ですが、現場で子どもたちに教えている立場からすると
そうそう、そのとおりなんです! (*´Д`)
と声を大にして言いたくなる内容。
この本の中に出てきて、
大人の読解力もあやしい! と一躍有名になった
いわゆる 「アミラーゼ問題」 をご紹介しておくと・・・
次の文を読みなさい。
アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、
同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。
この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを
選択肢のうちから1つ選びなさい。
セルロースは( )と形が違う。
(1)デンプン (2)アミラーゼ (3)グルコース (4)酵素
今の子どもたちは、当たり前ですが将来の大人たちなわけで
数年後には日本語力が心配な今の子どもたちが、
それぞれの立場で社会の一部を担っていくことになります。
いろんな意味でとても心配。
上のアミラーゼ問題は大学院生たちが間違いまくったそうで・・・
※答えは(1)のデンプンです。念のため。
ボクたちは
「学習塾も子どもたちの将来を左右する重要な社会のインフラのひとつだ!」
そして 「ボクたちにもできることがあるはずだ!」 と
(勝手に?)自負しています
これからも直接子どもたちと一緒に勉強していく者として
しっかり研究して、頑張っていきたいと思っています!
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